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2024/02/15

コラム

2024年2月・紀東 投げ真鯛釣行

釣行日: 2024年2月10日
場所: 三重県・引本浦周辺
天候・気温: 晴れ、8℃
釣果: 31cmの真鯛、20cmチャリコ数匹

  • 使用ロッド: プロセレクト425BX-T、サーフランダー425BX-T
  • 使用リール: パワーエアロTD 標準
  • ライン: キススペシャルG5 PE 2.0号200m
  • 力糸: スピンパワー テーパーちから糸 EX4 PE 1.5―7号 細糸部50cmカット
  • 仕掛け: フロロカーボン7号150cm
  • 鈎: 丸セイゴ17号、チモトに夜光玉(ピンク・グリーン)
  • テンビン: 遊動L型テンビン30号
  • スナズリ:#37ステンレスワイヤー40cm
  • エサ: 太岩イソメ(マムシ)

皆さん、こんにちは、神奈川の伊藤幸一です。
今回は、紀東方面へ投げ真鯛釣行に行ってきました。
釣り場には、9時頃到着し、お昼頃の干潮前後と夕方の満潮前後を狙う作戦です。
最初に、左右にブイが浮いているので、ロープの入り具合を確かめるために、オモリだけでキャストして、様子を探ります。合わせて海底の起伏や障害物の状況も確認します。
分かったことは、部位のロープは、ほぼ真下に入っており、ラインを跨いだ状態で回収しなければ大丈夫そう、という事と、海底は3色先から急激に落ち込んでおり、その先がポイントとなるであろうという事が確認できました。障害物は、所々に、ツブ根やガレキ状の岩があるようで、方向によっては、かなり引っ掛かってしまう可能性があること。気を付けなければ・・・。

プロセレクト、サーフランダーそれぞれ2本ずつ用意し、パワーエアロTDをセットします。

早速、狙う方向に対し、三脚を2台セットします。水汲みバッカンに海水を汲み三脚へ吊るします。これをしないと、大きいアタリがあった際に、三脚ごと、ロッド、リールも海へダイブしてしまうので、必ず必要な作業となります。
プロセレクト、サーフランダーそれぞれ2本ずつ用意し、パワーエアロTDをセットします。

水温は低く、エサ取りの活性は低いと判断し、エサの岩イソメを丸セイゴ鈎17号に大ぶりに刺します。

水温は低く、エサ取りの活性は低いと判断し、エサの岩イソメを丸セイゴ鈎17号に大ぶりに刺します。
集魚効果の高い、岩イソメを8cm大の大きさに、期待大です!


キャストは、できるだけ遠投重視とし、仕掛けがあまり入っていないであろうポイントに集中して投入します。やはり、仕掛けのあまり入っていない手付かずの距離が、ベストポイントと考えます。


プロセレクトでは、5色のライトグリーンが、ほぼ出て行ったくらいで着水します。(サーフランダーでは4.8色付近)すぐにラインスラックを取り、力糸と仕掛けを離すイメージで海底まで沈めます。これをやらないと、ハリスが力糸に絡んでしまうリスクが高まります。着底したら、ラインスラックを再度、取りドラグノブを緩めプリセットノブで、ドラグの強さを調整します。この時に、スプールを左右に動かしながら、調整するとドラグワッシャー(DURAクロス)の座りが良くなって、正確なドラグテンションに調整しやすくなります。
4本全てのロッドをキャストし、最初にキャストしたロッドを少し動かし、誘いを掛けます。これが終わってから、三脚にロッドが4本並ぶ姿を見るのが好きで、投げ大物釣りをしているんだなぁーと実感します。
玉網をセットしていると、「ジャーッ」と大きくはないですが、ドラグが滑る音がしました!すぐに竿先を確認し、ラインが出ていかないので、手で引き出し強制的に送ってやりましたが、すでに鈎掛かりしているようです。軽く合わせを入れ、巻き上げると小さいながら何か掛かっているようです。巻き上げると、20cmくらいのチャリコ(真鯛の幼魚)でした。このサイズでも、鈎を丸呑みしており、リリース不可の為、仕方なくキープします。


大体、来るときは、一発目に良いサイズの魚が来るんだけどなー?と独り言を言いながら、エサを使え替え、再度、5色前後へキャストします。


キャスト後、ドラグノブを緩め、ドラグが滑るところまでラインスラックを取っていると、いきなり!パワーエアロTDのドラグが、「ジャーッ!」とすごい勢いでスプールが逆転していきます。できるだけ走らせ、喰い込みをアシストするようにします。魚の走りが収まったところで、ドラグノブをワンアクションでロック!バシッ!と合わせを入れるとガツンッ!乗りましたー!プロセレクトの穂先がギュンと曲がっています。一気にパワーエアロのハンドルをゴリ巻きしますが、何だか?根ズレをしている感触が伝わります。ヤバい!止まりそう・・・(汗;)


そのまま、ロッドを起こし、魚との引っ張り合いに耐えていましたが、ズリズリッ!グンッ、プツンでした。ハリスから根ズレで飛んでしまいました・・・(泣)悔しい・・・。走らせ過ぎたのか?うーん?難しい・・・。


気を取り直し、仕掛けを全て交換し、またの出会いを期待して再びキャスト。


それから30分もしないうちに、またまた同じロッドからアタリが出ました!今度は、竿尻を持ち上げながら、ドラグが「ジャーッ!ジャーッ!」と唸っています。


今度は、あまり走らせることなく、ドラグをロック!大きくバシッ!と鬼合わせ!を入れますが、なんと今度は、痛恨のフッキングアウト・・・。マジッか?ガックリ・・・
いいアタリだっただけに、ショックも大きく、立ち直れなさそう・・・


そこから、4本エサ替えで打ち返しますが、数時間アタリがありません。夕マズメの満潮時刻が迫り、スーパーゴールデンタイムも終了目前です。


とりあえず、良く当たっている右側のプロセレクトを最後に残しながら、片付けを始めます。
すると、また、いきなりアタリが入りました!ドラグ音はするものの先ほどの2発ほどではない感じです。さあー、最後のチャンスです。ドラグロックをして、ビシッ!と合わせを入れると、今度はやっと乗りました!慎重にやり取りをして、水面まで一気に浮かせて、確認すると真鯛ですが、さほど大きくは無いようです。

超大物は、次回への課題とし、リベンジしたいと思います。

無事キャッチしたのは、30cmを少し超えるくらいの真鯛でした。少し物足りなさを感じますが、諦めかけていたところだったので、最後に来てくれたこの魚に感謝をして、釣り場を後にしました。
今回、使用したプロセレクト、サーフランダー+パワーエアロTDの組み合わせは、さらに大物を仕留めたいと思わせてくれるポテンシャルを感じました。
超大物は、次回への課題とし、リベンジしたいと思います。

プロフィール

伊藤 幸一 (いとう こういち)

インストラクター

地元 湘南の浜を中心に全国を釣り歩くトーナメンター。シマノ ジャパンカップ 投げ 第26回・第29回・第34回 優勝。

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