“巻き”の最終手段「マイクロスイムベイティング」奥田学×Btベイト99SS
ハイプレッシャー化するフィールドで如何にして魚に口を使わせるかを追求した結果、導き出した一つの答えが「Btベイト」です。寄せる力・魅せる力そして喰わせる力を兼ね備えています。マイクロスイムベイティング専用ロッド「バンタム264L/M」と組み合わせれば、彼方のピンスポットまで飛ばして、繊細にモンスターを誘って獲ることが可能となります。
“巻き”の最終手段「マイクロスイムベイティング」奥田学×Btベイト99SS
奥田学×徹底解説!マイクロスイムベイティング対応「Btベイト99SS」
バンタム Btベイト 99SS 水中ルアー動画
【2023 NEW BASS】バンタム264L/M × 3種のBtベイト使い分けHOWTO / 奥田学 in 琵琶湖
これまでバス釣りをしてきた中で気づいたのは、「頭を振って泳ぐベイト」を好むバスと、「頭を振らずに泳ぐベイト」を好むバスがいること。特にデカバスを狙いだしてからは、その傾向をさらに強く感じるようになりました。理由は魚に聞いてみなければわかりませんが、自分の経験上、この違いは明確に存在しています。季節も影響していると思いますし、種族とか、遺伝子レベルで違いがあるのかもしれません。
その理由はともかくとして、「頭を振るのか?」「頭を振らないのか?」を意識すると、ルアーの選択がまるで変わってきますし、デカバスを獲る確率にもかなりの影響を及ぼすはずです。例えば、Bantamのシジルは、ただ巻きしたときに頭を振りませんが、このルアーの動きでなければ、なかなか喰わせられないバスがいます。エリアや季節によってシジルが劇的に効くのは、「頭を振らずに泳ぐベイト」を好むバスがいることの証しです。
しかし、他の多くのBantamルアーや、自分が監修してきたスイムベイト・ビッグベイトは、「頭を振ること」を意識してデザインされており、この動きにだけに反応を示すバスも多く見られます。今までシークレットにしてきましたが、これはルアーセレクトにおいてかなり重要な部分です。
Btベイト99SSは、「頭を振って泳ぐベイト」を演出したフィネスプラグ。ただ巻きだけでバスのストライク率を高めることを狙い、テスト&改良を重ねてきました。ただ巻きで喰わせるフィネスプラグというコンセプトはジジルと共通していますが、当然ながら「頭を振って泳ぐベイト」を喰っているバスに対してはBtベイト99SSのほうが効果的で、魚を寄せるパワーの点でも優位性があります。
国内製・海外製を問わず、無数の「頭を振って泳ぐベイト」を演出するルアーを検証してきましたが、ジジルと同じ「リアルマッチザベイトのフィネスプラグ」で、自分が満足できるものはありませんでした。少しサイズを上げれば満足のいくものもあるのですが、それでは強すぎて喰わないのです。そういうときは、割り切ってフィネスワームを投入して点の釣りをすればいい…ともいえますが、いるかいないかわからない場所に時間をかけるのは効率が悪いし、自分の性分ではとてもやりきれません。
こうした理由で、「線で巻いて、フィネスワームと同じ効果を持ち、効率的に獲れるスイムベイト」がずっと欲しかったのです。完成までに多くの時間がかかりましたが、世の中にありそうでなかった、全国のバスにスイッチを入れまくるフィネススイムベイト「Btベイト99SS」をぜひ試してみてください。
フィネスワームを使って点で攻めるエリアを、効率よく線で引くイメージでただ巻きします。Btベイト99SSの基本コンセプトは、マッチザベイトのフィネススイムベイト。ルアーの波動は相対的に見ると弱い部類ですが、バスをストライクさせる確率はハードプラグでありながら、かなりの高さを誇ります。そのため、フィネスワームを投入せず、Btベイト99SSを使った線の釣りで通したほうが効率も良いですし、広いエリアをフィネスワームと同等の効果で探っていけます。これで喰わなかったら移動と割り切るくらいでよいでしょう。「ハードプラグで喰わないバス」をハードプラグで喰わせる、奥の手がBtベイト 99SSなのです。
Btベイト99SSは、アユやワカサギなど、バスが最も好むサイズ感のマッチザベイトとして作ってあるので、ビッグレイク、リザーバー、河川、野池等々、全国のあらゆるフィールドに対応します。
また、アユやワカサギの有無、エリアを問わず、「バスのスイッチが入る」サイズ感が自分の経験上あり、それに合わせ作っているという面もあります。使う季節やタイミングは、バスが水面までベイトを追う時期ならいつでもOK。ただ巻きで水面直下の5cmからの30cmくらいを泳ぐようにデザインしてあり、アフタースポーンの時期から晩秋まで、冬場以外はすべて可能性があります。
逆に言うと、Btベイト99SSはバスがボトムに執着する時期には適していません。具体的には、水温が安定したボトムでしか動けない厳寒期とか、春のスポーニングど真ん中の時期。そういう場合は素直にボトム系のルアーをチョイスすべきでしょう。とはいえ、野池等の場合はそもそもの水深が浅いので、そういったエリアであれば冬でも早春でも十分可能性があります。
基本はただ巻きでOK。ただ巻きで頭を振らないシジルは、手元に伝わる波動が少なく、フローティングタイプということもあって、喰う層を通せているのか判断するのが難しい面がありますが、スローシンキングのBtベイト99SSはとにかくイージー。巻くスピードは速すぎず遅すぎず、ミディアムリトリーブぐらいがちょうど良いです。
喰うタイミングは、着水直後からピックアップ寸前まで、どこでも可能性があります。魚がいそうなストラクチャーやピンポイントを通すときにポーズさせたり、ハンドル1回転ぐらいグリッと巻いてからポーズを入れるのも効果的。また、軽くトゥイッチで首振りさせるのも良いでしょう。とはいえ、このルアーの場合はフィネスの喰わせと魚を惹き付ける適度なパワー感を両立しているので、とにかく居そうなところに投げて巻けばOKです!
フローティングタイプのジジルは鉛を貼って使うこともありますが、スローシンキングタイプのBtベイト99SSは、基本的にその必要はありません。パッケージから出してすぐに喰う層を通せるセッティングにしてあります。
それでも、水深のあるエリアにおいて魚探でベイトが中層にいるのが確認できて、バスがその層でしか喰わないときなどは、背中にマーカーシールを貼るなどのチューニングはおすすめです。ルアーがどの場所で動いているか、遠目からでも確認できるようにする工夫は、チェイスを確認する意味でもとても有効。プロトのテスト時に背中を白色に塗って使ったこともありました。
「頭を振って泳ぐベイト」を演出するBtベイト99SSは、I字系より波動が出るのでアクションも分かりやすく、フィネスでありながら十分な魚を寄せる力があります。
しかし、それでも喰わないときはやはりあります。その場合、「頭を振って泳ぐベイト」を嫌っている可能性があるので、周辺に多くバスがいるようならジジルに替えてみてください。その反対に、Btベイト99SSよりもっとパワーの強いルアーとローテーションするのもありでしょう。また、パワーの強いビッグベイトやスイムベイトから入れてみて、それで喰わないときにBtベイト99SSにローテーションするのも効果的です。
Btベイト99SSはスイムベイト的な要素が多いプラグなので、1日を通したゲームの中で使用するカラーパターンに関して、最低でも2パターンは試してください。
リアル&マッチ・ザ・ベイト系のキョウリンワカサギやキョウリンハス、ギザーシャッド、ゴールドシャイナなどの「キョウリンカラーシリーズ」と、ホワイト系・ピンク系やゴーストアユなどの「膨張系カラーシリーズ」、この2色のカラーパターンのローテーションは、経験上必須です。
また、濁りの発生具合によってはチャート系(チャートホワイト・マットタイガー)が、シラウオパターンなどの時はクリア系(クリアシラウオ・クリアワカサギ)も絶大な威力を発揮します。
【基本パターン1】
ロッド
Bantam 264L/M
リール
ステラC3000XG
ライン
フロロカーボン4ポンド
【基本パターン2】
ロッド
Bantam 264L/M
リール
ステラC3000XG
ライン
PE0.8号
リーダー
フロロカーボン10ポンド
【デカバス用】
ロッド
Bantam 274M+
リール
ステラC3000XG
ライン
PE0.8~1号
リーダー
フロロカーボン10~14ポンド
マイクロスイムベイトを扱いやすいのは、「ティップが入る」ロッドと「ベリーとバットが強い」ロッドです。
Bantam 264L/Mは、274M+をベースにティップとベリーが入るように調整を加えてライトリグへのマッチング性を高めたバージョンを作る目的でプロトのテストをしていたのですが、いざ実際に使ってみるとマイクロスイムベイトと非常に相性がよく、「Btベイト99SS」専用スティックとして完璧にハマりました。この竿はフィネスロッドですがバットが相当強いので、デカバスに対しても主導権を持って戦うことができます。
ベイトフィッシュの鱗のリアルなパターンを模倣したホログラム。複合ピッチホログラムを採用することで、本物のベイトフィッシュの鱗のように水中で複雑な反射を実現。シーンに合わせた様々なホログラムをラインナップ。
解説ページはこちら
品番 |
カラー番号 |
カラー |
タイプ |
全長(mm) |
重量(g) |
フック |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
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ZR-599T | 001 | キョウリンワカサギ | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
434661 | 4969363434661 |
ZR-599T | 002 | キョウリンホワイト | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
434685 | 4969363434685 |
ZR-599T | 004 | サイトピンク | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
434739 | 4969363434739 |
ZR-599T | 005 | チャートホワイト | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
434746 | 4969363434746 |
ZR-599T | 006 | ギザーシャッド | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
434760 | 4969363434760 |
ZR-599T | 016 | トウリンワカサギ | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
596826 | 4969363596826 |
ZR-599T | 017 | キョウリンPH | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
596833 | 4969363596833 |
ZR-599T | 018 | Sオニヤマベ | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
859822 | 4969363859822 |
ZR-599T | 019 | STキラークイーン | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
859853 | 4969363859853 |
ZR-599T | 020 | STチアユ | スローシンキング | 99 | 7 | Front: #8, Rear: #12 |
2,610円 |
859860 | 4969363859860 |