【24シマノ新製品鮎竿】ドラゴンフォース× 坂本禎 ドラゴンフォース尺鮎浪漫IN球磨川
本気で「尺鮎」を獲るための最強最長
尺鮎を獲るための最強ロッドが生まれ変わった。スパイラルXコアが強さと粘りのあるブランクスを、エキサイトトップが痛快な感度を表現する。90、100は荒瀬の尺を抜けるパワーがある。110に加え122というスペシャルレングスも登場。レングススイッチシステムを搭載し、1本で2通りの長さで使用できるのも魅力だ。最強最長の4ラインナップ。
尺鮎を獲るための最強ロッドが生まれ変わった。スパイラルXコアが強さと粘りのあるブランクスを、エキサイトトップが痛快な感度を表現する。90、100は荒瀬の尺を抜けるパワーがある。110に加え122というスペシャルレングスも登場。レングススイッチシステムを搭載し、1本で2通りの長さで使用できるのも魅力だ。最強最長の4ラインナップ。
【24シマノ新製品鮎竿】ドラゴンフォース× 坂本禎 ドラゴンフォース尺鮎浪漫IN球磨川
ニーズが高まるパワーロッド 最強の一本を求める人へ
“夢を獲る”。それがドラゴンフォースのアイデンティティであり、尺鮎を本気でねらう人のために作られた竿である。3代目となる今作を開発していく中で、変わったものといえば鮎を取り巻く河川環境だ。放流量の低下や遡上不良が叫ばれる川が多くなったことで、盛期以降に鮎が巨大化する河川が急増している。大鮎に対峙できるパワーロッドのニーズが全国的に高まり、ラインナップすべきバリエーションも増やす必要があった。3代目の構想はここからスタートした。
目を引くのが豊富になった全長バリエーションである。前作から続く10m(100)、11m(110)を中心として、全国の大鮎釣り場で取り回しの良い9m(90)、近年の鮎竿の中で最長といえる12.2m(122)も新たに加わった。11mと12.2mには「スペシャルナギナタ」に搭載されて好評を博したレングススイッチシステムを標準装備。竿の調子を損なわずにマイナス1mのレングス変更を可能にした。“長さ”という個性の出しどころを釣り人自身が選択できるこの新機能は、すでにテスト段階で高い評価を獲得した。
強さを標榜するスペシャルロッドゆえ、荒瀬を暴れ回る大鮎を制するパワーは必須。今作には「スパイラルXコア」が採用され、竿を曲げ込んだ際のつぶれ強度がアップしている。思い切り曲げてもパワーロスや破損の恐怖感が少なく、大物との格闘にも不安は一切ない。
強さだけでなく感度も進化させた。穂先に伝わる振動を増幅させて手元に伝える「エキサイトトップ」を4アイテム全てに搭載。ガツーン!とくる強烈な衝撃音が響き渡り、脳髄まで痺れるような感覚に襲われることだろう。
ついに出た! シマノ史上最長レングス
1本で2通りの使い方ができる実用性も魅力
長さの異なる4アイテムのうち、「90」「100」はパワーあふれる荒瀬調子。硬さはH4.0に設定され、荒瀬から尺オーバーをブチ抜ける最強仕様となっている。
一方、ロングロッドに分類される「110」「122」は硬さがH3.5の急瀬調子。レングススイッチシステムの採用で11m⇔10m、12.2m⇔11.2mと使い分けることができるのが魅力である。とくに11mを10mにしたときのH3.5ならではのマイルドな調子は養殖オトリや弱ったオトリの操作もしやすい。長さゆえに持ち重りが懸念されるが、それぞれの長さでカーボン素材の配分に至るまで徹底的に分析された専用設計を施している。
長身を生かしたタメ性能、川底へのオトリ馴染みの良さは、長さという個性が存分に発揮される大きなメリット。もちろん攻略エリアの広さもロングロッドならではの武器である。ほかの釣り人が届かない場所や、立ち込めない深場へも難なくオトリを送り込める優越感は、この長さでないと味わえない。サラ場攻略という釣果面での優位性を約束するほか、無理な立ち込みを回避する安全性の意味でも長さによるメリットは大きい。
夢の一尾をつかみ取るために生まれた最強最長ロッド「ドラゴンフォース」。そのパワーと長さに秘められた真の実力を体感してほしい。
荒瀬の尺鮎を獲る、抜ける。そんな明確なコンセプトの元に作られ、
大鮎ファンから熱烈な支持を集めるスペシャルロッド「ドラゴンフォース」。
今作は長さの種類が増え、さらに個性充実のラインナップとなった。
新たに生まれ変わったドラゴンの真価を、坂本 禎が語る。
尺鮎釣り場の拡大がもたらした充実のラインナップ
3代目となる今作で最も目を引くのは、これまでにない充実のラインナップ数でしょう。2009年の初代、2016年の2代目とも3機種ずつでしたが、今作では4機種が発表されました。初代以来の復活となる9m(90)や、シマノ鮎ロッドで最長となる12.2m(122)など、これまでにない個性が加わった隙のないラインナップになっています。
ラインナップの充実をもたらしたのは、大鮎ねらいに魅せられた釣り人が増え、全国的に「尺」という夢のサイズがねらえる釣り場が増えてきたことも無関係ではありません。元々ドラゴンフォースは球磨川の尺鮎ねらいを想定したモデルでした。つまり、最も流れの太い大河で体高のある尺鮎を獲れる。シマノのラインナップで最強のロッドです。ただ、釣り場環境や使い手によって竿選びの最適解は変わります。それに応えるために9mが復活し、オトリが入りにくいサラ場攻略用の12.2mが加わりました。もちろん、中心軸となる10m、11mの使用感も一層磨きがかけられて、隙のないラインナップが完成しました。
尺を抜き獲るハイパワーか タメがきくロングモデルか
4タイプが用意された今作ですが、単純に長さが異なるだけではありません。調子やパワーなど用途に応じた“味付け”が施されており、それだけでもシマノの意気込みが伝わるかと思います。
9mと10mは、尺鮎に真っ向勝負を挑んでいく荒瀬調子のパワーロッドです。硬さのランクもH4.0とまさに最強。荒瀬から尺鮎を豪快に引き抜きたい!と思う釣り人におすすめです。米代川、鬼怒川、四万十川といったミドルクラスの大鮎河川を想定するなら9m、球磨川や徳島吉野川のような激流主体の大河なら10mというのが基本的な選択肢になります。
11m、12.2mは、長くなる分やや硬さがマイルドになった仕様です。硬さのランクはH3.5。一般的な竿の表現を使うなら「急瀬調子」に該当します。こちらの2本はパワー勝負というよりも、その長身に魚の重さを乗せ、タメることによって力を発揮するイメージです。
前者が「抜いて獲る」、後者が「タメて寄せる」。そんな特徴をイメージして、自分にとっての最適アイテムを選んでください。
粘りとパワーと操作性を高める先進テクノロジーを注入
一定以上の長さとパワーを実現するためには、素材や構造の進化が不可欠。今作では全モデルに「スパイラルXコア」「エキサイトトップ」「ナノピッチ」が採用されています。
なかでもブランクスのネジレやツブレに対しての強度が上がっている「スパイラルXコア」の採用は、尺鮎相手のパワー勝負で心強く感じます。流れが強い、オトリも掛かりアユも大きい、そして下れないような釣り場で掛けることも多々ある。そんな過酷な条件下の釣りで、曲げた際にパワーを損なわないブランクスの存在は実に頼もしく感じます。
「エキサイトトップ」の効果も無視できません。前述のように、過酷な使用条件ゆえに竿には強度が求められます。だからブランクスには一定の厚みが必要です。しかも竿が長くなるほど穂先からの振動は手元に届くまでに減衰します。それを解消するのが、穂先の先端部を硬く中間部をしなやかにセッティングした「エキサイトトップ」です。長さを感じさせない確かな感度は、掛かったときの衝撃が癖になるほどです。
1本で2通りの使い方を実現する「レングススイッチシステム」
11m、12.2mには元上部分を差し替えて全長を変えられる「レングススイッチシステム」が採用されています。竿の調子を大きく変えずに1m短い状態で使えるこの新機構は、出番が限定されがちなロングロッドに相性抜群。1本で2通りの使い方が楽しめるので、「少し硬さを抑えた10mを使いたい」といったワガママにも柔軟に対応してくれます。ロングロッドの導入にためらう大鮎ファンは必見です!
激流の尺上を抜く! 最強にこだわった担い手
球磨川では110との2本態勢で挑むことが多いのですが、ここ一番!という勝負所ではやはり100を選びますね。その理由はとにかく強いから。川の流れはもちろんですが、魚が大きい分だけ泳ぎのパワーも、魚体が受ける水圧も段違いになります。魚が予期せぬ動きや掛かり方をすることもしばしば。尺鮎ねらいを長年続けていても、慌ててしまうような場面に遭遇することがとにかく多いんです。しかも、急激なテンション変化、間断なく続く強烈な流れや引きなど、竿に掛かる負荷も普通の釣りとは全く異なります。ですから、あらゆる面で“強さ”が求められる。荒瀬調子とH4.0が実現する硬さやパワー。それを10mというレングスで実現した100は“最強”を具現化した信頼性の高い一本です。
前人未到への挑戦! 夢に近づくスペシャルレングス
尺鮎に特化した異能の竿として存在感を放つドラゴンフォースの中で史上初の12m超が加わった。まさに「未知なる領域の攻略」を可能にするシマノ最長のレングスである。
長さの優位性は攻略エリアの拡大以外にもある。立ち込まずともねらったポイントの攻略が可能となり、安全面の向上にも寄与する。また、竿全体で大型の引きを受け止める懐の深さや粘り強さも特筆。持ち重り感の軽減や操作性など、異彩を放つその長さを感じさせない設計上の配慮が散りばめられている。
極端にも思える個性が目立つモデルだが、「レングススイッチシステム」の活用でその可能性は一段と広がる。1m短い11.2mで使用できるのは、一芸に秀でるだけではないフレキシブルな使い勝手を獲得している。もちろん「最強」のコンセプトはこの長身にも注ぎ込まれており、大型の強引をしなやかに受け止めつつ申し分ない対応力を発揮する。
これまで羨望の眼差しを送るだけだった「一歩先」のサラ場に手が届く。その高揚感と優越感はこの竿を手にした者のみが味わえるスペシャルな体験になるだろう。
「最強の9m」を体現! 川を選ばずに戦える一本
9mモデルが欲しいという声は、よく聞こえてきました。全国的に尺がねらえる川が増えている昨今の事情でいえば、10m以上の竿は長すぎる。どこでも使える実用性の高いレングスが求められていたのです。そんなニーズに応えるのが90です。100と同じ荒瀬調子ですが、短くなる分だけやや元部に張りが感じられ持ち重りは軽減されています。下れないような荒瀬でも一気に魚を浮かせて返し抜けるパワーがあります。シマノの9mでは間違いなく最強の一本です!
適度にしなやかな10m仕様も使いやすい110のレングススイッチの威力
110は硬さの設定がH3.5。100よりは硬さが抑え気味で、オトリに与えるダメージも小さくて養殖オトリも扱いやすい。もちろん釣り人が下れないような荒瀬の中から大型を抜いて取り込む釣りを想定するなら、迷うことなく100を手に取ります。しかし、流れがそこまで強くないポイントや水の押しが弱くなる渇水時、養殖スタートやオトリが小さかったり弱かったりする場面では110の出番。もちろん、プラス1mのアドバンテージがありますから攻略エリアはグッと広がります。しかも、レングススイッチシステムを活用することで、調子はそのままに10mで使える。100と2本持ちしていると、同じ長さでも適材適所で竿を選ぶことができて大きな武器になります。今年の球磨川は渇水で水の押しが弱く、しかもオトリが小さい傾向にありました。そんな理由もあり、10m仕様にした110をよく使いました。長竿で懸念される持ち重り感も少なく、その長さも調整が可能。球磨川への釣行を考えるなら、ぜひオススメしたい一本ですね。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
ブランクスを焼き上げる工程で使用する成型テープのラッピングを極めて細かいピッチで施す方法。ブランクスが、より均一な圧力で締め上げられるため、高強度化に大きく貢献しています。その細やかなピッチは、上質感のある外観デザインを描きます。
パラボラチューンはスムーズな調子を実現するために、各節の合わせ部分を見直し、強度を維持したうえで剛性の段差を排除。ワンピースロッドに匹敵する滑らかな調子とパワーを引き出すことに成功。また、磯ロッド専用に開発したバージョンとして、ロッド全体がスムーズに曲がるように各継部のブランクスの肉厚を最適化したパラボラチューンR、継部だけでなく前後の節のテーパー関係を見直し、より滑らかな曲がりの支点移動を可能にしたパラボラチューンR+が存在しています。
細くてネジレが生じやすい磯竿、鮎竿、へら竿などの細物穂先は構造的にスパイラルXが使用できません。そこで開発されたのが「ハイパワーXティップ」。穂先のネジレに対する剛性が大きく向上しました。
穂先に特殊設計を行うことにより、目で見る感度、手に伝わる感度が大きく向上しました。今まで得られることが出来なかった感度を得ることにより、魚に対してのアプローチが大きく変わります。
交換パーツに変えるだけでロッドの全長が早変わり。釣り方や場所などに応じて戦略的に長さを使い分けることで、釣りの幅が一層に広がります。
節の継ぎ目はやりとり中にもっとも負担が集中する部分。Gクロスプロテクターは破損のリスクを大幅に軽減するとともに、玉口部分に精悍なルックスを与えます。
直接穂先に結びつけた天上糸を滑らせるとともにトップ自らも回転して糸ガラミを激減。繊細な穂先とほぼ同じ細さで、竿先が鈎先になったような感覚の感度を発揮します。(鮎竿、渓流竿に採用)
グリップ性に優れ、濡れても滑りにくく、理想の操作をサポート。高いグリップ力でありながら必要最小限の塗装膜なので、軽さや感度にも貢献しています。
※レングススイッチシステム:110、122のみ
品番 |
全長(m) |
H表示 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
元径(mm) |
適合オモリ(号) |
適合水中糸(ナイロン・号) |
適合水中糸(メタル・号) |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
90 | 9.0 | H4.0 | 8 | 142.5 | 330 | 2.4 | 26.3 | 0-15 | 0.4-1.5 | 0.1-0.5 | 99.5 |
228,000円 |
337511 | 4969363337511 | * |
100 | 10.0 | H4.0 | 9 | 140.5 | 415 | 2.4 | 28.4 | 0-15 | 0.4-1.5 | 0.1-0.5 | 99.5 |
248,000円 |
337542 | 4969363337542 | * |
110 | 11.0 | H3.5 | 10 | 142.5 | 393 | 2.3 | 28.5 | 0-12 | 0.3-1.2 | 0.08-0.4 | 99.6 |
288,000円 |
338495 | 4969363338495 | * |
122 | 12.2 | H3.5 | 11 | 142.5 | 478 | 2.1 | 30.8 | 0-12 | 0.3-1.2 | 0.08-0.4 | 99.6 |
338,000円 |
340122 | 4969363340122 | * |
※110: 10m変更時の自重は345gです。
※122: 11.2m変更時の自重は423gです。
※元径は後端から100mmの外径を表示しています。