たとえば、海の中と自分の仕掛けを想像して、誘って、喰わせて掛けた1尾と、ボーッとしていて釣れてしまった1尾では、自分にとっての価値というか、楽しさが違うと思うんです。このとき、竿から伝わってくる情報というのがとても大切で、情報が増えると、それだけ想像も楽しくなりますから、結果として釣りがもっと面白くなり、1尾の魚を釣るのがもっと楽しくなるわけです。
ライトゲームXRは感度、操作性がよく、魚が掛かったときの曲がりも視覚的にも楽しい竿。こういう竿で釣りをすると、いわゆる〝やってる感〟が増してきて楽しくなります。
ライトゲームXRに搭載されているXシートテクニカルガングリップは、個人的には厚みがいいと感じています。パーミングしたときに竿を安定させやすく、前方のトリガー部に指を掛けることができるためつかみやすく、細かい動作もできます。
カーボンモノコックグリップは持ちやすく、擬音にすると”ピンピン”と伝わってくる信号はすごいものがあります。カーボンソリッド穂先・タフテック∞の目感度とカーボンモノコックグリップの手感度で、水中の情報を伝える性能において死角がない、そんな印象です。また、個人的にカーボンモノコックグリップの高級感のあるデザインと、グリップに品番が明記されていることも非常に気に入っています。
12種のラインナップで、ある程度ターゲットが絞られているのもいいと思います。とはいえ、もちろん使い方は自由。竿のポテンシャルが高いので、一般的に82が向いていると言われる釣りを73や64で楽しむなど、色いろな使い方、楽しみ方が可能。つまり、1本で色々な釣りを楽しめるのですが、様々なタイプを使い分けることで、さらに船釣りの楽しみが広がるはず。
ライトゲームXRを一言で現すと、汎用性がありつつ専用竿に近い性質も持っている〝竿自体が器用〟な竿。12種類のライトゲームXRがもたらす可能性は、無限大と言えます。