リアランサー メバル

「メバルは凪を釣れ」とは、静かな海ほどメバルがよくエサを追うことを表す格言。その言葉からは、凪の方が喰い込ませることが容易であることも読み取れる。メバル独特のアタリから喰い込みに至る駆け引きは、たとえば手の震えでさえエサを離してしまうと思えるほど、ほんのわずかの繊細さが求められます。それゆえの凪であり、メバル竿は穂先の柔軟性が大切にされてきました。

—――—シマノソリッド穂先史上、最柔を目指して。

リアランサーメバルは強度と高感度はそのままに、しなやかさを加えたタフテック∞を穂先に採用し極限までしなやかさを追求。

船のわずかな上下動やメバルの動きに追従。言うなれば自然の動きに一体化する動的な静を作り出す。

メバルは凪を釣れ。転じて、メバルは竿で釣れ。その意味するところは、メバル釣りの矜持です。

喰い込み性能を追求したメバル竿は、自ずと細くしなやかで長く、細身の胴調長竿となります。

しかしそれは同時に、竿がブレやすく、ともすれば鈍重になりかねない。喰い込み性能を極限まで追求すると操作性が劣る、この二律背反とも言うべき要素を解消するのがシマノ独自のロッドテクノロジー。リアランサーメバルはブランクスのネジリ強度、つぶれ強度を向上させる基本構造“スパイラルXコア”により、竿ブレを軽減。ブレず、ネジレず、曲がって粘る胴調長竿を実現。アタリを弾かず、連掛けにも効果を発揮します。

極限までしなやかな穂先を持つ長竿がブレることなく曲がり込む……。そんなメバル竿が、面白くないわけがない。