ディープチェイサー アカムツスペシャル

食したいから釣りに行く。一尾でいいから手にしたい。アカムツはそんな魚の代表格。アタリと引きにアカムツを確信したときから始まるスリルと祈るような心持ちはこの釣りの魅力ながら、いざ逃したときの悔しさといったらこれまた別格。そんなアカムツ釣りでバラシを徹底的に防ぐにはどうしたらいいか……。その答えが、粘って曲がる6：4調子のアカムツ専用竿 ディープチェイサー アカムツスペシャルです。

UDグラス素材特有のベンディングカーブは波による船の上下動から、中層で幾度も頭を激しく振るアカムツの抵抗まで、大小様々な動きに追従してバラシを防ぎ、喰い込みの良さも実現しています。

下図はクッション性能を重視した6：4調子「ディープチェイサー アカムツスペシャル MH245」と、操作性重視で誘って喰わせる7：3調子「リアランサー 中深場 73 HH200」のベンディングカーブ比較図。この2シリーズによって地域によって仕掛け、水深、釣り方が大きく異なる、全国のアカムツ釣りに対応できます。

アカムツのバラシを防ぐために、ブランクス素材には柔軟性、反発の少なさが必須です。グラス素材は粘り強くしなやかに動く一方でカーボン素材に比べ重く、太くなるのが短所。

そして従来グラス素材は縦方向と横方向の繊維で構成されていますが、UD（Uni-Direction）つまり単一方向で縦方向のみの繊維で構成されているのがUDグラス。

そんなUDグラスをブランクス素材に採用しながら、従来より密にして樹脂量を減らすことにより、グラスの特性を活かしつつ従来よりも細身軽量に仕上げることを可能にしたのがシマノのUDグラス。いわば内臓脂肪を減らしたグラス素材です。

さらにこのUDグラスの表面と内面にカーボンテープをX状に巻くことでグラス特有のネジレやブレを削減するスパイラル Xコアにより鍛え上げられたディープチェイサーアカムツスペシャルは、卓越した「粘り強さ」「しなやかさ」「絶妙な反発の少なさ」によりアタリを弾かずバラシを軽減すると同時に、細身軽量であるために風やウネリによる竿ブレも少なく、ブランクス本来の性能を発揮します。

アカムツ釣りの船上で船が波に揺れるたび、6：4調子に仕上げられたそのしなやかで凛とした動きを楽しむことができます。