ネッサ エクスチューン

NESSA XTUNEのブランクスに搭載されているのは、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対し高強度を追求した、シマノ独自の基本構造、スパイラルXコア。軽さを確保しながら強さを生み出すスパイラルXコアは、ナノピッチとの相乗効果で、よりハイレベルの高強度化を実現。粘りと力強さを重視したタフな設計思想により、大物とのやり取りでも安心できる、トルクフルなパワーを発揮します。

NESSAシリーズに初めて、評価の高いスクリューロックジョイントが搭載されました。ロッドを継ぐ際には、ひねることでネジのように締め込まれ、固定力が高まって継目が抜けにくくなります。外すときは反対方向にひねることで固定を簡単に解除できる継ぎ方法です。継ぎ部が緩んでは釣りへの集中力が途切れがち。ロッドが本来の性能を発揮できないばかりか、緩んだままキャストやファイトを行うと破損などのトラブルにつながります。こうしたトラブルを徹底排除することで、快適に、安心してサーフゲームを楽しむことが可能です。

リールマッチング比較

ルアーマッチング比較

フラッグシップモデルであるNESSA LIMITEDのシャープな特性に比べると、NESSA XTUNEは力強く、粘り強いイメージが当てはまると思います。より汎用性を持たせ、扱いやすさを求めたロッドと言えるでしょう。粘り、トルクをもたせているので、曲がったときの安心感がある。高反発のロッドは曲がったときに、折れなくとも直感的に「大丈夫かな」という不安を覚えてしまうことがあります。この安心感は波打ち際でのやり取りの経験が少ない人にとっては、バラシにくさにもつながります。

キャスト時も、スイートスポットが広いので、投げやすい。よく曲がって粘ってくれるのでキャストのタイミングが掴みやすいですね。アングラーの技量が素直に出るNESSA LIMITEDと比べて、余裕があるロッドです。

持ち軽さ、振り軽さ、操作性の高さを求めた結果、オリジナルのレングス設定が多いのも特長です。たとえば、S108Ｍ+はNESSA LIMITEDのS1010M+をベースにしています。素材特性などを考慮したうえで、NESSALIMITEDに近づけつつ、より扱いやすさを考慮して2インチ短いレングスを採用しています。

スクリューロックジョイントの採用も快適です。3ピースロッドの特性でもあるんですが、とくに１番は緩みやすいので助かります。上位機種にはない11ftクラス、S1102M+の登場も、足場が高いところをメインフィールドにしている人、高性能ロッドに長さを求める人には朗報だと思います。