ブレニアス

ブリームゲーム トップウォーター攻略 in 浜名湖　～黒田健史＆嶋田仁正～

ブリームゲーム ボトム攻略 in 浜名湖　～嶋田仁正～

ブレニアスは、ブレのない強靭なブランクスを目指して設計しました。カツンッという硬質な手応えのアタリやショートバイトにも対応できるフッキングレスポンスが特徴。太軸フックを硬いアゴにしっかりと貫通させるパワーも備えています。またソフトティップ設計が基調となっており、ガツガツと連続して食いついてくるようなブリーム特有のアタリにもティップが適度に追従。しっかりと喰い込ませてアワセるような釣り方も可能です。

さらに地面の質感まで伝わるかのような、ボトム感知能力も特徴です。ブリームを狙う上で重要なルアーのボトムキープ能力にも優れているため、喰いが渋いシビアな状況でも戦略的なブリームゲームを展開できます。

軽量バランスを実現したブランクスをベースに、各所にこだわりのつまったパーツを採用しました。グリップには、フロントコルクブリップ(スピニングモデルのみ)が採用されており、軽量で感度に優れているだけでなく、上質な手触りが特徴。さらに、軽量化と高強度化、高感度化に貢献するパーフェクションシートCI4+で握りやすくなっています。また軽さと感度をスポイルしない小口径ガイドとマイクロガイドを組み合わせたブリーム専用設計となっています。

日本各地に生息するブリームは、季節やフィールドを選択、攻略パターンを使い分けることで1年中楽しむことができるゲームフィッシュ。専用モデルのブレニアスでは、ボトムゲームをはじめ、表層から中層、さらには岸壁やストラクチャー際をフォールで狙い撃つゲームなど、多彩なシーンに対応する7本のアイテムを用意。バーサタイルを主眼に置くアイテム、軽快なプラッギングを目的とするアイテム、繊細な操作性と喰い込み性能に磨きをかけたアイテムなど、それぞれのフィールド特性やゲーム内容に応じて求められるテクニックに高い次元で応えます。

B73L+「パラボリックプラス」

B73L+は、ロッドがトップからグリップにかけて全体的にキレイに曲がる、パラボリックな設計が特徴のロッドです。同シリーズの中で唯一の印籠（インロー）継を採用した設計となっており、ブリームとのやり取りを存分に楽しめる趣のあるようなロッドに仕上がっています。

その反面で、向かい風や橋脚周りなど、キャスト精度を求められるシリアスな状況下での使用を想定した設計となっており、キャスト時のリリースタイミングがつかみやすいのも特徴。ストラクチャーの周辺を狙って正確なキャストができるため、ナイトゲームでの使用にも向いています。ガイド数もひとつ少なく、径の小さなタイプを採用することで、徹底的な軽量化と高感度を追求して設計されています。

B74ML-S 「ボトムトレース（ソリッドティップ）」

B74ML-Sは、鋭敏なソリッドティップとパワーのあるバットを1つにまとめ上げた先調子設計により、アタリに対して即アワセができる積極的なスタイルで楽しめるロッドです。ルアーの操作性が高く、テクニカルなゲーム展開を得意としています。

同シリーズのなかで唯一、シマノ独自の技術であるハイレスポンスソリッドを採用しており、必要以上にティップが入りすぎない設計となっているため、バイトを絡め獲る喰い込み性能をのこしつつも、根掛かりしやすい岩場や、特に荒々しいカキ殻の周辺をトレースする際に有効です。

B73L+「パラボリックプラス」

ボトム中心のゲーム展開を得意とするロッドで、感度とパワーも申し分ないロッドに仕上がっていると感じました。私の場合、このロッドを使用する際は「ブレニアス MCヘッド」や「ブレニアス ネガカリノタテ」といったルアーを使うことが多いです。タダ巻きでボトムをズル引きしたり、河川の流れがある時はその流れを利用してドリフトさせて使います。ブリームを狙う際にナイトゲームで楽しむことも多いのですが、周囲が暗い状況でもキャストが決まりやすく、感度もよいので繊細なゲーム展開を楽しむことができました。もちろん大型ブリームとのやり取りでパワー不足を感じることもありません。そしてベイトリールは、ブレーキ性能に優れた「SLX DC」と組み合わせるのがベストなバランスだと感じています。ぜひタックルを選ぶ際の参考にしてみてください。

B74ML-S 「ボトムトレースモデル（ソリッドティップ）」

繊細な穂先とバッドパワーが魅力のロッドだと感じました。私の場合は浜名湖でブリームを狙うことが多いのですが、この場所では地形のほとんどがハードボトム。その中でも起伏の激しい牡蠣瀬に定位しているブリームを狙います。その際に使用するのはフリーリグが中心で、このロッドはまさにそのための設計と言っても過言ではありません。特にシリーズの中で唯一搭載されているハイレスポンスソリッドにより、適度な食い込みの良さとボトムを感知する能力を合わせ持つのが特徴。根掛かりを回避しながらブリームのアタリに集中することができます。さらにバッドパワーも必要十分となっていますので、ヒットした後に強烈に下へ潜ろうとするチヌに対して、パワーファイトを展開することも可能です。「浜名湖オープントーナメント」などの競技にも対応できる洗練された性能になっていると思いますので、その実釣性能を多くの方に体感していただきたいですね。