エクスセンス ジェノス

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「スパイラルX コア」

シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。

ロッド性能を根幹から高める基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジー※により実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。

選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。

一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4 倍、つぶれ強度2.5 倍を達成（当社比）。

さらにスパイラルX との比較でも、ネジリ強度10％アップ、つぶれ強度15％アップを達成（当社比）しました。

※ナノアロイ®は東レ（株）の登録商標です。

カーボンで一体成型された、真円形状のNEW デザインリアグリップ。

中空構造がもたらす、これまでにない軽量感。

ロッド全体に伝わってくる微細な振動さえスポイルしない高感度が特長。

握り込んだときに親指と人差し指の指先に引っ掛かりを作る絶妙なエッジ形状は、グリップに施されたマットラバーコーティングの滑り止め効果と相まってホールド力アップに貢献。

キャスト精度、飛距離の向上をサポートする。機能を磨いたゆえに得られる美しさが、所有する喜びまでも刺激する。

・軽量

・キャストフィールと飛距離性能の向上

・ラインへのダメージ軽減

四角形断面のガイドフレーム

風の流れをガイドが遮っている

円形断面のガイド（X ガイド エアロチタン）

風の流れをガイドがほとんど遮らない

ラインのダメージも低減するシマノオリジナル高性能ガイド

ロッドメーカーの観点から、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生したX ガイド。

「エクスセンスGENOS」のバットガイドに採用されるX ガイド エアロチタンは、軽量チタン中空フレームに、シマノオリジナルの特殊表面仕上げを施した、高強度・高耐摩耗の軽量薄肉金属リングを搭載。

角や凹凸のない滑らかなラウンド形状のフレームはライン抵抗が滑らかで、トラブルを低減し、キャスト時にフレームへラインが当たった場合でも、ラインへのダメージを減らします。

さらに3D テクノロジーにより設計されたコンパクトなフレームに大口径のリングを搭載することで、ラインの放出抵抗とキャスト時の空気抵抗を低減し、キャストフィールと飛距離性能が向上。

軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナルの高性能ガイドです。

シーバスゲームにおける極上の感覚、感性、感動…。

これらの“究極の感” を追求してきた「エクスセンス」。

根幹となるコンセプトはそのままに、時代に先駆けた先進テクノロジーを取り入れることで変貌を遂げてきた。

「エクスセンス∞」では、軽さと強さの両立を命題に、常識の打破に挑戦した。

限界を超越した「エクスセンス∞」のリリースを経て、新たなステージへと歩を進めた「エクスセンス」。

進化の結実をすべて享受し、“種族” という名を与えられた第三世代、それこそが「エクスセンス GENOS」。

各アイテムは、それぞれのコンセプトに応じ、幾年もかけて磨き上げてきたOne by One の独自設計を採用。

すべてのアイテムにシマノ独自のテクノロジーを最大限に取り入れることで、平均で前作比約12%、約19gという驚異の軽量化はもちろん、感度、強度、操作性、…、あらゆる基本性能は劇的に進化を遂げた。

戦闘能力を特化させた個性派集団が、極みを追い求めるアングラーに本物の一本を提案する。

Dark Force

すべてのシーバスゲームの対応を視野に剛と柔、両極を含め全方位で展開するシリーズ。剛ではランカーに照準を合わせた操作性とパワーを重視、柔の一面では研ぎ澄まされた繊細な調子を武器とする。曲がりの美しさにこだわり、全アイテムでインロー継を採用するのも特徴。

Respect the Sanctuary

シーバスやフィールドとの対話を楽しめる極上の曲がりを追求したシリーズ。あらゆるシーバスゲームに通用する汎用性、応用力を磨き上げたオールラウンダー。最初の一本、そして最後に辿り着く一本として満足できる、シーバスロッドとしての基本性能の高さが最大の特徴。

Technical Pathfinder

激戦区の河川や港湾を攻略するための、ライトウェイトルアー、ライトラインを使ったセンシティブな釣りの展開を可能にするシリーズ。3ピース構造の採用により、繊細さとパワーの双方を具現化。ジェノス随一の繊細さを誇りながらも、30g級のルアーを正確に操るパワーを秘めたフィネスモデル。

Grand Stinger

さまざまなフィールドを縦横無尽に駆け巡り、どんな状況でも結果を出すことを追求した、ジェノスの中核的ロッド。パワーだけに頼るのではなく、繊細さと感度を武器にランカークラスのマルスズキ、ヒラスズキを追い込んでいくバーサタイルモデル。

Wild Contact

バットからティップ先端までブランクス全身をシャープに磨ぎ澄ました“硬くて曲がる”超攻撃的ロッド。軽量ルアーから重量級ルアーまで対応するラインナップは、意のままに投げ、操り、掛けるためのもの。攻撃的でテンポの早い釣りを実現するシリーズ。

S96M/R Grand Stinger 96

従来モデルを一新し、より遠投性をアップして、さまざまなシチュエーションで使いやすくしたアイテムです。僕は、北は青森から南は鹿児島まで、シーバスを追いかけています。河川内、河口、サーフ、磯と、さまざまなフィールドで釣り、ルアーも、小型ミノー、バイブレーション、トップウォーターと、いろいろなタイプを使う。潮目、ボイルなどに向けて投げるときもあるし、ピンポイント撃ち、回遊待ちでのウェーディングゲームもある。幅広い対応力の必要性から、オールラウンドに活躍してくれるロッドを形にしたのが「S96M/R Grand Stinger 96」です。

9フィート6インチというレングスは汎用性がとても高い。遠投性が高いロッドでありながら、ティップは繊細。トップウォータールアーを細かく動かす、ショートバイトを掛けていく、ということも器用にこなせる。渋い状況でも掛けていくことができるところが強みだと思います。

軽さ、感度、バイトの弾かれにくさはとてもハイレベル。シーバスとケンカするような硬さではなく、素直に追従していくレギュラーテーパー設計なので、ファイトも非常に楽にこなせます。疲れにくさ、操作性の高さなど、全体的なバランスの良さも大きな特長。誰が使っても使いやすいロッドだと思いますよ。

細身のブランクスなのに、シャキッとした張りがあるので振り抜けが非常にいい、これがスパイラルX コア搭載の恩恵です。ピンポイントキャストをするときに、ブレの少なさがキャスト精度を高めてくれます。軽さ、感度の良さにも貢献していると思います。とくに、スパイラルX コアになってからは硬さが薄まって、粘り強さが増した感じがします。魚が突っ込んでもロッドが追従し、その後は復元力で、スピーディに浮かせてくれる。大きな魚とのやり取りがとても楽になりましたね。

S97MH/F Dark Force 97

ミディアムヘビークラスのロッドですが、強竿という感じではない。パワーは十分に確保しながら贅肉を削ぎ落し、日本刀みたいなキレ味を重視しました。アジングロッドをパワフルにしたイメージのロッドを想像してもらうと分かりやすいかも知れません。前提にしているのは干潟や河川内でのランカー狙い。とくに河川の橋脚周りの明暗部攻略には、突出した性能があると思います。

流れに対する感度、ボトムにタッチしたときの感度も含めて、全体的な感度はとても高い。僕はかなりドラグを締め込むタイプですが、フッキングした瞬間にステラのドラグがうなりを上げる。このロッドは曲がっているようで、意外と曲がらない。ラインがスムーズに出やすいテーパーなんです。

ドラグを締めたままファイトできるので、主導権を握ることができる。アングラーにはとても有利です。

また、ツンッというアタリを、出来るだけロッド全体で受け止めるものにしたかったので、これまでとは異なり一本調子のロッドに仕上げています。

ティップがちょっと曲がるとか、ベリーやバットだけが硬い、というのではなくて、ティップもベリーもバットも、同じようなイメージで硬いロッドです。それでもメリハリは十分に感じてもらえる調子ですね。

感度が凄まじい、伝わる情報量が半端ない。ルアーを引くと水の抵抗を受けます。それと同時にラインも水の抵抗を受ける。ルアーやラインが受ける流れによって発生する、こうしたシャカシャカした感触を、僕は「ザラザラ感」と表現しているんですが、この伝わり方が凄い。ラインが水を切る感覚、ティップが抵抗を受ける感覚がダイレクトに手元に伝わるので、流れの変化をとても掴みやすい。新形状の採用で握りやすさ、持ちやすさも向上しているので、長時間の釣りの疲労軽減にも役立ってくれます。

S810ML/R Respect the Sanctuary 810

前作からのコンセプトを引き継ぎ、東京湾の広大な干潟、およびそこに流入する河川のシャローエリアをモデルフィールドに生まれ変わったアイテムです。飛距離、感度はPEラインがある程度達成してくれる、という考え方をベースにしたうえで、ランディング率アップを重視。長いストロークでブランクスすべてが大きく曲がる調子にしました。しっかり曲がることで急激なショックを吸収、魚の動きをいなしてくれるロッドです。

低入力、低負荷のときはシャキッとしていて、キャストやファイトなどの高負荷時はしっかり曲がり込み、軟らかく感じます。ブランクスのネジリ剛性が低いと軟らかく感じてしまいますが、このロッドは調子的に軟らかくしても実際は軟らかく感じにくい。これはスパイラルX コア、ハイパワーX搭載によるところが大きい。この2つのX構造を搭載することで軟らかいロッドながら操作感、安心感が出ています。

NEWカーボンモノコックグリップも凄い。超絶感度なんです。新しい形状が情報伝達力をスポイルしないようで、ビリビリの感度を実現してくれる。

カーボン中空一体構造なのでグリップ全体の剛性も高く、ロッドが強く感じます。その感覚をマイルドにするため、バットセクションを前作より少し軟らかく設定しているほどです。

Xガイド エアロチタンは、トラウトロッドのモンスターリミテッドシリーズに最初に搭載されました。そのプロトモデルから使っているので想い入れがあります。滑らかな形状で、空気抵抗が低減されていますが、実感は難しいかも知れません。でも、振ったときの風切り音は非常に少ない。これはハッキリと感じられると思う。その音こそ抵抗が少なくなっている証拠。軽量化も実感できるレベルで、ラインの抜けはもちろん良い。これまでの実釣でトラブルやストレスは一切ないですね。

S116-130M/RF Respect the Sanctuary Zoom

シルキーズームを搭載したエクスセンスジェノス S116-130M/RF Respect the Sanctuary Zoomは、以前からずっと欲しかったロッドです。ショアの釣り、とくに磯では足場を選べないことが多い。制限された状況のなかでロッドの長さを選択することは重要な判断になります。たとえば、ルアーを引いてくるときに根をかわしたり、足元までしっかり引き切りたいとき、ランディングのときに根をかわして魚をコントロールしたいときなどはロングロッドが有利です。でも、長いとキャスティングの振り抜け感やルアーの操作性が劣ります。ひとつの長さでは、こうした一長一短をすべて満たすことは出来ません。短いロッドの長所、長いロッドの長所を1本にまとめることが出来る、ということがズームを搭載したロッドが優れている一番の理由です。

磯釣り用ロッドにズームが搭載されているものが多いことからも、ズームの有用性は理解できますよね。ただ、ルアーの場合はキャスティングの重要性が高い。エクスセンスジェノス S116-130M/RF Respect the Sanctuary Zoomでは、スパイラルX コアを搭載することで、ロングロッドやズームロッドの課題である、重さ、ダルさ、ブレを抑制。キャスト時の振り抜け感を高め、ブレ、ネジレという問題を徹底的に排除しています。テストの段階で、強めにアワせたり、トリッキーな動きなどをあえて行いましたが、グリップとブランクスの位置がネジれたり、ズレたりということは驚くほどありませんでした。これはシルキーズームの素晴らしいところですね。

長さは僕自身、磯マルやヒラスズキを狙うときに使いやすい長さと考えている11′6″がベース。もう少し長さがあれば、というときにズームアップすると13′0″になります。古くから定番の2つの長さが1本になっている。つまり、2本のロッドを1本として持ち歩ける夢のロッドと言えるでしょう。ズームの使用でロッドの全長が変わるとバットガイドの位置が変わることにも注目してほしいですね。ズームアップするとリールからバットガイドまでが遠くなります。投げ竿の理論と同様の効果が期待できるので、より飛距離アップが期待できます。

S92ML/F-3 Technical Pathfinder 92

ベイエリアの小場所から中場所を中心に、小河川周り、干潟などでの使用を前提にしたロッドです。とくにデイゲームに主眼を置いています。前作、前々作のコンセプトを引き継いだ、ファストテーパーのライトシーバスロッドです。3ピースにこだわっているは、持ち運びが便利、というのが絶対的ですが、極端なファストテーパーに仕上げることが可能ということも大きな理由。ティップが軽く仕上がる並継の採用も継続。軽量化は感度、繊細さの向上に貢献しますからね。

レングス設定は僕の身長は172cmで体力があるわけではないし、長いロッドは必要ない。でも、9フィート以下では飛距離、ショック吸収力が不足する。

ベストな長さが9フィート2インチなんです。全体的にはかなり「攻めた」ロッドに仕上がっていると思います。ブランクスはパワーアップ、パーツもすべて新しいテクノロジーが投入されたものばかり。感度も向上し、純粋にすべてがワンステージ上がっていますね。

実はかなり適応力の高いロッドで、使用ルアーウェイトもスペック通り4グラムから32グラムまでしっかり対応します。

ティップは軟らかいほどアタリが取れるし、掛けやすいと実感しています。だから、理想としては極端にティップを軟らかくしたい。でも、それでは重めのルアーが使いづらくなる。そこで「S92ML/F-3」に関してはソリッドティップは避け、ソフチューブトップを搭載しています。チューブラー構造だけど繊細で軟らかい。感度、ルアーの操作性を維持しながら、しなやかさ、軟らかさを出せる。若干の張りを維持しながらも軟らかい。絶妙なんです。ほかのティップにはない独特の特性ですね。

S90MH/R Wild Contact 90

ハッキリ言って硬いロッドだと思います。遠投し、遠くでもしっかりフッキングが出来て、掛けた魚を思い通りに誘導、寄せてくることができるロッドです。自分が使うメインフィールドは、小規模から大規模の河川内。9フィートというレングスは、取り回しがよい最長の長さだと思っています。人間が速く振りやすい長さでもある。スピードが出るし、ルアーも投げやすいので、使い勝手がとても良い。河川内で使うルアー、すべてに対応します。

前作と比べると、凄く軽く感じてもらえると思いますよ。自重はもちろんですが、持ち感、振り感が軽い。感度も良くなっている。前作を持っている人は、良くなったところがより実感できると思います。初めて持った人はビックリするかな。しっかりした強いロッドなのに軽いから。「軽っ！」って言う人が多いですね。硬いロッドですが、しっかり曲がって復元する。強度を保って復元するから軽くできる。この特性があるから魚を寄せやすい。少しの力でロッドを曲げ、反発力を使って投げるキャスティングも可能です。

NEWカーボンモノコックグリップに関しては、グリップ感や操作感の良さ、感度アップが実感できると思います。ルアーがターンしたり、流れが変わった瞬間が分かりやすくなっている。またXガイド エアロチタンはパワーが逃げない感触がある。繊細な見た目ですけど、強いですよ。

しっかり強度を保ち、曲がって反発力を伴って復元する、それができるから軽くもできる。こうした要素すべてが、スパイラルXコア搭載によって、向上しています。復元力の違いでルアーの操作感、魚を誘導してくる感触は変わる。反発力が大きければ少しの力でロッドを曲げて投げられる。すべていい方向に出ています。テストして感じたんですが、わざと折ってみると、強さも実感できる。折れ方に粘りがある。ブランクスがつぶれにくく、丸さを保ったまま引き起こしてくる力の強さを感じましたね。