荒磯に立つ熱き釣り師に、かけがえのない1本を。
「熱き釣り師に」をコンセプトに開発されたFIRE BLOOD。シマノ独自のブランクスである、コアブランクスを搭載し、劇的な進化を遂げました。さらに、調子にもこだわり、シチュエーション別に作り込んだ個性的なラインナップは、熱き磯釣り師にとって唯一無二の1本が見つかるはずです。竿の心臓部であるブランクスから、パーツ、デザインに至るまで、シマノの熱いこだわりが詰まった新生FIRE BLOODの高次元の性能をぜひご体感下さい。
「熱き釣り師に」をコンセプトに開発されたFIRE BLOOD。シマノ独自のブランクスである、コアブランクスを搭載し、劇的な進化を遂げました。さらに、調子にもこだわり、シチュエーション別に作り込んだ個性的なラインナップは、熱き磯釣り師にとって唯一無二の1本が見つかるはずです。竿の心臓部であるブランクスから、パーツ、デザインに至るまで、シマノの熱いこだわりが詰まった新生FIRE BLOODの高次元の性能をぜひご体感下さい。
数を楽しむ、型を狙う、競技に賭ける。
浅ダナを撃つ、深く探る、際を攻める、遠くを流す。
釣り人一人ひとり、好きなスタイル、得意な釣法がある。
その思いに応えるため、ファイアブラッドは次元の高い基本性能の上に際立つ個性を授けた。
あなたは直感の赴くままに、八つの中の一本を手に取れば良い。
より高強度化を果たした、スパイラルXコア。
各節のつながりを円滑にし、粘りを実現するパラボラチューンR+。
穂先を軽量化することで操作性と感度を高めたXガイド。
三位一体からなる圧倒的な性能、そのすべてはあの魚を獲るために。
シマノ磯ロッドの到達点、コアブランクス。
いまファイアブラッドに。
シマノ独自の技術により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を追求。ロッド性能を根幹から高める基本構造スパイラルXコアに、ナノアロイ®テクノロジー※を用いた縦方向のカーボンシートを使用。より細身のブランクスに仕上げました。一般的に細いブランクスはネジレやすい傾向にありますが、スパイラルXコアで締め上げることで、十分な強度を確保しました。
※ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
高強度高弾性カーボン素材のトレカ®M40Xを採用。独創のスパイラルXコアと相まって、細身でありながらネジレにくく、しっかり粘って魚を浮かせることのできる、理想的とも言えるブランクスに仕上がりました。
※トレカ®は東レ(株)の登録商標です。
パラボラチューンR+は、継部がよりスムーズに曲がるように各節の重なりをブランクス2層分から1層分プラスαにまで調整したパラボラチューンRの構造、設計を見直し、さらなるバットパワーと粘りを向上しました。そして手元まで曲がるような大物に対してより滑らかに曲がりの支点が移動し、スムーズな追従性を発揮。同時に獲物に対してじわりと負荷をかけることで体力を奪います。
本来のロッド性能を引き出すシマノオリジナル[Xガイド]
3Dテクノロジーによる一体形状で、磯ロッドのガイドに求められる小ささ、軽さ、強さを実現。ブランクスとの段差を少なくし、ライン抜けの良い傾斜角を検証することで糸ガラミを激減させ、軽量化により優れた穂先の振り抜け感で操作性を向上。ラインへの追従性も高まり、ウキが視認できない状況でも視覚感知することが可能に。トップガイドは穂先の視認性向上に寄与するIPゴールドガイドを採用しました。
約20%投影面積拡大化
Xガイドに高靱性セラミック薄型リングを採用することでガイドの口径を拡張。従来のリングと比較して約15%の軽量化と約20%の投影面積拡大を実現しました。実釣時にはよりスムーズなラインの通りと穂先の表現力アップにより快適な釣りをサポートします。
さらに強く、しなやかに。まさに最先端[タフテック∞]
磯竿における穂先の柔軟さ丈夫さは大きな要素。強度は穂先を太くすれば、解消できるが、先が重くなり、さらに硬くなるので釣果に影響してしまう。しかし細くすれば、するほどちょっとしたことで折れやすくなり、釣りにならない。この部分に着目したタフテックαをさらに進化させた新開発、タフテック∞が登場。当社従来ソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現。強いタフテックαを凌ぐ高強度ソリッド穂先です。
あらゆる「握り」の状況を想定した[Xシート]
多数のリブが成型されたCI4+の軽量リールシートにマットラバーコーティングを採用。パーミンングの負荷・最大65%減※1、グリップ力は44%※2向上。濡れた手でもしっかり握り込める絶大なグリップ力を実現しました。
※1:手のひらにかかる圧力の集中度合いが分散した割合
※2:当社従来比
ブランクスを焼き上げる工程で使用する成形テープのラッピングを極めて細かいピッチで施す製法[ナノピッチ]を採用。ブランクスがより均一な圧力で締め上げられるため高強度化に大きく貢献。そのきめ細やかなピッチと各モデルのカラーリングとの融合は美しく、緻密なデザインを生み出しています。
「熱き釣り人に」をコンセプトに開発されたファイアブラッドがシマノ磯ロッド設計思想の結晶、コアブランクスを搭載し劇的な進化を遂げました。徹底的に調子にこだわり、シチュエーション別に作り込んだ個性的なラインナップ。磯の熱き釣り人にとっての、かけがえのない1本と出会えるはず。ロッドの心臓部であるブランクスから、パーツ、デザインに至るまで、シマノの情熱が詰まった新生ファイアブラッド。その高次元性能をぜひご体感ください。
号数以上のパワーと強度を両立したシリーズ随一のライトウェイトモデル。小ウキの遠投性能も高く、良型を掛けた時には#4へスムーズに曲がり込み、やり取りが快適に。手に取った感触よりも魚を浮かせる性能を備えています。
潮流の状況を感知し、魚の喰い込みに対しての違和感を軽減するため、#1と#2をさらにしなやかに、そして軽量化を図り、より繊細な穂先へと進化しました。全体の調子はやや張りを持たせて、操作性を向上。高弾性カーボンにより魚の浮きがスムーズです。
感度を重視し、幅広い釣りに対応できるトーナメント志向の調子をさらに高めました。コアブランクスを採用したことで振り調子に磨きが掛かり、遠投性、コントロール性ともに向上。シャープな先調子により、気持ち良くメンディングが決まります。
#3/4と#4/5の継ぎ目のつながりを良くしたことで、さらなる不意の大物にも対応可能な調子へ。#5まで乗せればリアグリップまで曲がり込む粘り調子を実現しました。パラボラチューンR+の効果が最も顕著に出ているロッドです。
#3/4/5の継ぎ目が、あたかもワンピースであるかのように思わせる曲がりにチューニング。前作よりも曲がりを大きくすることで釣り人への負担を軽減。現行に比べて細身肉厚化させたことで、さらなるパワーアップを果たし、大物への対応力を向上させています。
PEラインを使った釣りも視野に入れ、穂先の柔軟さをさらに際立たせ、#3にやや張りを持たせることで、操作性の良さと感度を両立。コアブランクスによって、全方向へ進化。激しい操作性に優れたロッドワークや魚の急激な反転にもブレることなく追随します。
操作性に優れた穂先と、掛けてからの粘り、そしてセーフティゾーンの広さ。前作で作り込んだ調子がコアブランクスを用いた細身肉厚化により、さらに高次元へ。粘りの効いた胴調子で掛けて、曲げて愉しめるロッドに仕上がっています。
ブランクスの高弾性化により、芯からしゃっきりと強いマッシブなロッドへと生まれ変わりました。それでも想定外の大物には粘りを発揮。沖縄の海でテストを重ね大物対応力は実証済み。本州、四国、九州では大型クチブトロッドとしての使用に適しています。
ファイアブラッド7アイテムが一気にモデルチェンジし、1アイテムが新しく追加されました。そのすべてに搭載されているのがシマノ磯ロッド先進のテクノロジー、コアブランクスです。コアブランクスはイソリミテッドで突き詰めていった製法ですが、大きく3つの要素から構成されます。ひとつは基本構造であるスパイラルXを進化させたスパイラルXコア。そして節間の剛性差を抑えるパラボラチューンR+と軽量・小型化が図られたXガイドです。特にこれまでスパイラルXに加え、イソリミテッドの一部アイテムだけに使われてきたトレカ®M40Xが搭載されたことは大きな変化だと思います。この素材高強度高弾性を特徴としていますが、決して硬いロッドに仕上がったわけではありません。パラボラチューンR+との相乗効果によって、釣り人が入力した分だけ反応し、曲がる時にはきちんと曲がるバランスの良い調子を実現しています。そこへ穂先の軽量化に大きく貢献するXガイドが加わることで操作性が向上し、スポーツカーなのに高級サルーンを思わせる重厚な体幹の強さを手に入れました。もちろんファイアブラッドシリーズはアイテム毎に個性が異なるのは今回も同様。それぞれチューニングが違います。いろんなアイテムをテストしましたが共通しているのは、しなやかさのなかに根が張ったような強さを持つということ。ぜひ、ご自身のスタイルに合ったロッドでファイアブラッドの世界をお楽しみください。
DEXTRAL 1.3-500
磯ロッドには様々な号数があります。釣り人も選択肢が広がりとても良いことだと思います。ただ1.2号までは繊細系、1.5号になるとパワー系と、この間にひとつの壁があった。この壁をなくすために1.2号の操作性と1.5号のバットパワーを持ち、5mのレングスでシャープに扱えるロッドということで誕生したのがデクストラルです。今回のモデルチェンジで三代目になりますが前回以上の進化をはっきりと感じています。待たずにガンガンあわせて、ロッドもどんどん立てていく攻撃的スタイル。それがデクストラルの個性でした。ただ、自分自身、尾長を含めて長く経験を積み重ねることで攻撃力だけではないんじゃないかと思い始めていました。ふと気の緩む瞬間にアタリがあれば伸されるときもある。ガンガンいくだけじゃなく、助けてくれる性能があった方が良いじゃないかと。そんなディフェンス力を高めたのが新生デクストラルです。パラボラチューンR+が圧倒的に効いていて、1.2号の穂先と1.5号のバットを5mのレングスで調整するのは困難であったのがこのチューニングで一気に融合が高まりました。バットにゆとりが生まれ、いざという時ピンチを助けてくれる。寝かせてやり取りをして伸された時も、強いロッドというのは攻撃力だけじゃなくて、防御力も兼ね備えることで安心感を与えてくれます。また高弾性ブランクスによって攻撃力もさらに上がっています。三代の歴史の中で大きく舵を切ったデクストラル、ぜひ手に取ってください。
DIVEMASTER 1.5-530
今回のファイアブラッドシリーズで、最も隙がないオールラウンダーとしてお薦めしたいのがこのダイブマスターです。ファイアブラッドにおけるすべての特徴がアベレージ以上で、個性派が集うなか、ある意味、安定感のある中心的スペックを備えています。つまりシマノ王道調子であるイソリミテッドやベイシスに近いフィーリングですね。だからご自身の釣りが繊細とも強引とも線引きが難しい方、ファイアブラッド最初の1本をお探しの方にはうってつけのアイテムだと思います。1.5号ではあるけれど、軽い仕掛けを使った繊細な釣りにも柔軟に対応することができるし、際の釣りもこなせて、遠くを撃つキャスティング性能にも優れています。
潮が走る、止まる。魚が見える、見えないなど釣り場の状況は常に一定ではありません。いくら手返しの良い攻撃的なロッドであっても魚が少ない状況で、手返しの良い釣りなんて望めません。風の強弱、サラシの大小。常に変わりゆくフィールドに最もアジャストしやすいのがオールラウンダーたる所以なのです。高弾性カーボンによりビルドアップされたパワー、パラボラチューンR+による滑らかな追従性など、その総合戦闘力の高さで大型クチブトはもちろん、大型マダイや良型の尾長など、強烈な引きにも対応できるパワーバンドの広さも魅力です。日本全国の多様なフィールドをカバーする性能。オーソドックスというスタイルも個性のひとつだと思います。
新生ファイアブラッドはすべてのアイテムに、新素材トレカ®M40Xを採用したスパイラルXコアが搭載されています。より高強度高弾性素材であるということを聞いていたので、高反発の強靭なロッドをイメージしていました。しかし実際に使ってみると、ムチのようなしなやかさを備えたブランクスで、魚から伝わる振動も少なく、粘りながら滑らかに浮かせてくる性能に驚きました。このブランクスには進化したパラボラチューンR+も入っています。
どこからが素材の仕事で、どこからがテクノロジーの仕事かということは我々釣り人には明確には解りません。しかし今回のファイアブラッドのブランクスは高弾性=高反発という単純なものではなく、磯からグレを獲るためのより実戦的な性能を備えています。
突っ張り感のない粘りと滑らかさ。節部の違和感を払拭したスムーズな曲がり。魚に走る隙を与えないリフティング。シマノ磯ロッド最先端のブランクスを体感していただきたいと思います。
DERINGER 1.5-500
操作性とパワーの両立を図ったデリンジャーにシマノ先進のテクノロジー・コアブランクスが搭載されました。今回はブランクスの進化に留まることなく、その性能をより特化するため、一から構造を見直し、細身肉厚設計を導入することで、前作から飛躍的な性能アップを果たしています。しかし、ただ単に強さを求めるのではなく、パラボラチューンR+によって並継のような滑らかな弧を描く調子になっています。
前作よりも曲がるけれど、魚を浮かせるパワーはあがっているという絶妙なチューニングが施されていますね。胴調子でありながらしっかりとしたパワーを発揮できるのは高弾性のカーボンが入ったことによるメリットが大きいと感じました。45cmクラスの尾長でも余力を残しながら取り込むことが可能ですが、最も適しているのは1.7号以上の道糸・ハリスで40〜50cmクラスのクチブトを手返し良く掛けて行く釣りだと思います。5mのレングスということもあって、バランスが良く扱いやすいロッドに仕上がっています。
四国に住む私としては日振島、矢が浜、蒋淵など宇和海北部域の磯で良型から大型のクチブトを狙うのにマッチしたロッドだと思います。 胴調子で滑らかに気持ち良く曲がるけれど、湧き上がるようなパワーを感じさせてくれる。磯ロッドの1.5号相当はファンが多いと思います。デリンジャーはその中でもかなり個性的。しなやかさの中に秘めたパワーで大型のクチブトに挑んでほしいと思います。
HYDROSCOPE 1.6-530
号数的には馴染みが少ないアイテムですが、マニアックな人気に支えられて、いよいよ三代目を迎えます。あたかも水中を覗くような繊細な穂先を備えるということから名付けられたハイドロスコープはその名の通り、穂先性能に磨きをかけ続けたあまり類を見ないパワーロッドです。得意とするシチュエーションは寒の時期の喰い渋る大型クチブト。穂先から2番に掛けてスムーズに曲がり込む特徴を活かし、海底近くで動きの鈍い魚の小さなアタリを拾い、一旦掛ければ自慢のバットパワーで障害物から引き剥がして浮かせる。そんな繊細さと豪快さを両立した釣りが身上です。
磯のフカセ釣りで使う号数は1.5号の次は1.7号というのが定番ですが、1.7号ではパワーに振ったイメージが拭えません。その隙間を埋めるのがハイドロスコープです。1.6号を感じさせない繊細な穂先は遠投で深ダナを攻めるのも有効。ウキを沈めたり視認できないロングレンジでも穂先でアタリを取ることが可能になります。またバットに関しては1.5-530のダイブマスターよりも滑らかに曲がり込み、大型のマダイや中型青物の強い引きも吸収してくれるのでクチブト以外の魚が当たるようなフィールドでも安心感が高まります。四国なら中泊、武者泊、御五神など宇和海南部で使いたいアイテムです。Xガイド搭載の軽量穂先でアタリを出し、高弾性のバットで一気に勝負する。爽快な釣りをご満喫いただきたいと思います。
CLEVERHUNT 1-530
ファイアブラッドに軽量な1号相当のロッド、クレバーハントが新たに加わりました。1号ということもあって大きく曲がり込みますが良型の魚も不安なく浮かせることができます。魚を100%の力で暴れさせず、ソフトな調子によって60~70%の力に抑え込んでしまうような感覚でしょうか。上がってきた魚のサイズを見て驚かされることもしばしば。この浮かせるパワーは高弾性ブランクスの成せる技かと思います。従来、弾性率の高いカーボンを採用した場合、綺麗に曲がるロッドに仕上げるのは困難でした。しかしパラボラチューンR+をはじめとする素材を活かすテクノロジーの進化によって、無駄に暴れさせないチューニングが実現できたと思います。これまで、磯のフカセ釣りにおいて1号ロッドというのは少々不安な部分もあったかと思います。でもクレバーハントなら、30~40cmクラスは手返し良く獲れますし、それ以上のサイズは曲がる性能を引き出して魚を暴れさせずに楽しみながら獲ることが可能です。クチブトなら50cm。尾長なら45cmまでが射程ですね。またトーナメント、特に各地で行われる予選会場は大型がバンバン当たるような場所は少ない。そんなフィールドでは軽量で手返しの良いこのロッドのアドバンテージが際立ちます。またPEラインとの相性の良さもメリット。硬めのロッドだと魚が暴れるし、釣り人への負担も大きい。クレバーハントなら全体が曲がり込んで、PEラインのダイレクトな引きをいなしてくれます。
Quarter Master 1.2-510
クォーターマスターは基本設計として穂先0.8号、#2は1号、#3は1.2号、#4は1.3号、元は1.5号のイメージで作られてきました。今回は最新のコアブランクスの採用で、より張りのあるシャッキッとした調子に仕上がっています。510という独特のレングスがつくるバランスは30~35cmクラスが入れ掛かりになるような状況での手返しが圧巻。40cmクラスが掛かったとき、前作では元竿まで曲がる傾向にありましたが、#4に荷重が乗った段階で魚が浮いてきます。高弾性化による反発力の向上というのとは少し違い、常に魚に適度なテンションが掛かることで体力を奪っていく。曲がりの途中で魚に隙を与えず、加速を許さない。そんな印象です。ですから良型が中心となる五島列島でのジャパンカップにおいても活躍してくれると確信しました。穂先はタフテック∞とXガイドにより、より繊細で高感度に仕上がりました。グレがツケエサを離すまでの時間が長く、違和感なくスーッと持っていってくれます。使い込んでいただければ、流れの中の見えないスポットに入った時の曲がり、微かなアタリを捉えた時の曲がりの違いが穂先を見ているだけで判別できるようになるはず。つまりクォーターマスターの穂先は水面下の状況を表現してくれるウキそのものであり、それが真骨頂です。さらに釣行を共にすれば、見た目の曲がりは同じでも、潮に引かれる曲がりか喰い渋りの魚のアタリかが指先に伝わる感覚で判別することさえ可能になります。
TENTACLE 1.2-530
1.2号相当を担うテンタクルとクォーターマスター。この2本は単にレングス違いの2アイテムというわけでなく、調子自体が全く異なります。クォーターマスターがピース毎に変化を持たせているのに対してテンタクルは正統手法の1.2号ロッドで、競技志向でありながら幅広い対応力を持たせています。長いからロングレンジまで狙えるという話ではありません。釣りの動作が速いかそうでないかの違いで、クォータマスターは手返し良く数を釣るのに向いていて、どちらかといえばナイロンラインを使うのに適した調子です。
一方テンタクルはPEライン、ナイロンラインどちらもOK。コアブランクスによって振り感が向上した7:3に近い調子はラインコントロール性に優れています。私はウキより潮上にサシエを置くことで仕掛けが馴染みやすくなるという考えから、潮の状況に応じてウキを中心に前後左右、十字の位置にサシエを投入します。このようなコントロール性重視のキャスト、さらにラインメンディングのやりやすさにテンタクルのアドバンテージがあります。また張りのある調子は掛けた魚の荷重をロッドの前方に乗せ、滑らせるようにハエ根の上を通過させるテクニックも使えます。紀伊半島、宇和海、大分の磯など多彩なエリアに対応できる。ウキも軽いのも重いのも使える。ラインも選ばない。魚も小型のアタリを的確に捉え、大型をいなすことも可能。まさにトーナメント・オールラウンダーと言える性能です。
SURVEYOR 1.7-530
私の住む沖縄周辺の磯は、リーフに囲まれ水深のないポイントが一般的です。また独特の尖った岩質が多く、珊瑚と相まって、とても根擦れしやすい。また魚が見えていてもバタバタ釣れることは少なく、ラインの号数を落とさないと喰わないこともしばしばあります。細いと言っても魚の引きが強いため最低で3号。そこから6号くらいまでのラインを使うのに最も適しているのが1.7号クラスのサーベイヤーです。魚は掛かれば岩や珊瑚に突進して大暴れするため、硬いロッドだとラインが持たないし、柔らかいと潜られる。そのあたりのバランスが上手く取れた調子だと感じます。グレ専門で釣られている方が手に取ると、かなり硬めに感じるかもしれません。私はプロトタイプから使っていて5kgクラスの魚は結構な数を上げていますが粘りもきっちり備えたロッドです。特に魚の荷重が掛かる部分。ロッドを立てた時、寝かせた時で変わりますが、曲がりのピーク前後20cmほどの反発力が強まっていく部分、抜けて行く部分の調整が程良くまとまっていて安心感がある。このあたりがパラボラチューンR+の性能だと思います。
また、サーベイヤーにはちょっとタフかなと思われる、水深のあるポイントで8kgクラスの磯マグロも釣って、スパイラルXコアの強度も確かめました。グレだけでなく大型のマダイをはじめさまざまな魚種が愉しめそうなロッドに仕上がっていますよ。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
本来のロッド性能を引き出すシマノオリジナルガイド[Xガイド]。
ロッドメーカーの観点から生まれたXガイドは、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生しました。軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナル高性能ガイドです。
ロッド本来の性能を引き出す適材適所のモノづくり。
竿づくりの基本はまずブランクスにこだわり、その性能を最大限に引き出すこと。釣り人の意思を入力し魚からの答えを感じ取るグリップは、そのための重要なターミナルです。シマノはそれぞれのシーンで求められる“握りやすさ”を追求、斬新な発想を形にします。
ブランクスを焼き上げる工程で使用する成型テープのラッピングを極めて細かいピッチで施す方法。ブランクスが、より均一な圧力で締め上げられるため、高強度化に大きく貢献しています。その細やかなピッチは、上質感のある外観デザインを描きます。
パラボラチューンはスムーズな調子を実現するために、各節の合わせ部分を見直し、強度を維持したうえで剛性の段差を排除。ワンピースロッドに匹敵する滑らかな調子とパワーを引き出すことに成功。また、磯ロッド専用に開発したバージョンとして、ロッド全体がスムーズに曲がるように各継部のブランクスの肉厚を最適化したパラボラチューンR、継部だけでなく前後の節のテーパー関係を見直し、より滑らかな曲がりの支点移動を可能にしたパラボラチューンR+が存在しています。
新開発、タフテック∞は一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)。強いタフテックαを凌ぐ高強度ソリッド穂先です。
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特徴。
ブランクス表面に施した特殊コーティングにより、汚れの付着を大幅に抑えることに成功。優れた撥水防汚性能により、汚れがついても、水洗いするだけで簡単に落とすことが可能。ロッドの美しさを保ちます。
ブランクスの表面に「ドット」と呼ばれる凸状の特殊塗装を施すことにより、ラインとロッドが接したときの摩擦抵抗を抑えることに成功。雨や波しぶきを受ける悪条件下においてもラインのベタツキを防ぎます。
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
適合ハリス(号) |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CLEVERHUNT 1-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.4 | 210 | 0.8 | 1-3 | 1-3 | 99.3 |
109,200円 |
255884 | 4969363255884 | * |
QUARTER MASTER 1.2-510 | 5.10 | 振出 | 5 | 110.2 | 212 | 0.8 | 1-4 | 1-4 | 99.4 |
109,200円 |
255891 | 4969363255891 | * |
TENTACLE 1.2-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.4 | 215 | 0.8 | 1-4 | 1-4 | 99.4 |
110,300円 |
255907 | 4969363255907 | * |
DEXTRAL 1.3-500 | 5.00 | 振出 | 5 | 108.1 | 215 | 0.8 | 1-4 | 1-4 | 99.4 |
110,300円 |
255914 | 4969363255914 | * |
DERINGER 1.5-500 | 5.00 | 振出 | 5 | 108.1 | 230 | 0.8 | 1-4 | 1.2-4 | 99.5 |
111,400円 |
255921 | 4969363255921 | * |
DIVEMASTER 1.5-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.4 | 217 | 0.8 | 1-4 | 1.2-4 | 99.4 |
112,500円 |
255938 | 4969363255938 | * |
HYDROSCOPE 1.6-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.5 | 235 | 0.8 | 1-4 | 1.2-4 | 99.5 |
113,600円 |
255945 | 4969363255945 | * |
SURVEYOR 1.7-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.4 | 230 | 0.8 | 1-5 | 1.7-5 | 99.4 |
114,700円 |
255952 | 4969363255952 | * |